端っこから見つめる

大学生の端くれのmadoが今日も端っこから考えます。

タランティーノ映画「レザボア・ドッグス」を見た。

 

ぱっとするような黄色を使う人だなあ、というのがタランティーノを知った時の初めての印象でした。別に「キル・ビル」に関してだけでなく、彼の映画ってどこか黄色がかってるイメージがあるんですよね。ただ、あくまでイメージであって、実はタランティーノの映画を見るのは初めてです。

 

レザボア・ドッグス、実は前回実家に帰った際(去年の8月?はっきり覚えてない)に借りてきたものの2日の帰省にも関わらず映画を3本借りてしまったので消化しきれず。その時は「Dr.パナルサスの鏡」となにかを見たんだったと思う。もう一本何を見たかも思い出せないということはきっと面白くなかったんだろうということにしておきます。

紆余曲折を得て念願の「レザボア・ドッグス」見たけれど、面白かった。TSUTAYAのシネマガイドブック2014で記事を見てからずっと気になってたから、期待が膨らみすぎて面白くないと思ってしまうんじゃないかって、正直思ってたんです。でもそんなことなかった。

冒頭のマドンナの下品なジョークすらクールでかっこよく見えてしまうのはもはやマジックですよね。ホワイト、ピンク、オレンジとカラーで呼び合うという設定すらかっこいい。こう…なんというか擽られるものがあります。そして名前がゴシック体で表示されて切り替わる場面展開。うーん、何ともかっこいい。この系統の映画だとダニエル・クレイグ主演の「レイヤー・ケーキ」も好きだったりするんですが、あの映画はどちらかというとコメディ要素が強くて、コミカルなんですよね。一方で此方はあくまで渋く、かっこよく出来てる。どちらもいい要素がたっぷりなんですが、やっぱり男臭い映画は「カッコイイ」が推したくなってしまうので、友人に勧めるとしたら、こちらの映画になるんだろうなと思います。最後がまた切ないのに、切なさを長引かせずにぶちんと切ってしまう。そんなクールさが素敵な映画でした。

 

そういえば、余談なのですがブロンドが警官を拷問するシーン、「スマグラー」の一シーンと似てるな、と思ったのは私だけなのでしょうか?歩き方とか、背格好とか。

 

追記

気になって調べてみたら書いてる人居ましたね。やはり何か参考にして作られているのでしょうか。「スマグラー」のほうは原作は読んだものの映画のほうは面白かったな、という印象しかなくて…。監督さんとかが「レザボア」を意識して作ったんでしょうかね。もう一度見てみようかな。